人生を再起動するときは、原点に戻ればいい
月曜日に始める、たった一つの小さな一歩
月曜日になると、
「今週こそ頑張ろう」
と思います。
新しいことを始めよう。
遅れている作業を取り戻そう。
もっと効率よく動こう。
私も、ついそんなふうに考えます。
しかし最近、人生を再起動するために必要なのは、何かを新しく加えることだけではないと思うようになりました。
うまくいかなくなったとき。
迷って動けなくなったとき。
頑張っているのに、なぜか心がついてこないとき。
そんなときは、前へ進もうとする前に、いったん原点へ戻ってみる。
それも立派な再起動ではないでしょうか。
「感謝が足りない」という言葉
先日の誘導瞑想のセッションで、自分の課題を思い浮かべるワークをしました。
私が考えた課題は、
「自分のコンテンツを作り上げ、どのように収益化していけばよいのか分からない」
ということでした。
ワークの中で出てきた言葉は、
「感謝が足りない」
でした。
最初は、収益化の悩みと感謝が、どう結びつくのか分かりませんでした。
先生から、
「何に対する感謝だと思いますか」
と聞かれ、私は、
「自分自身への感謝が足りないのかもしれません。自己肯定感が低いので」
と答えました。
すると先生から、こんなことを言われました。
初めてラジオを始めたときのワクワクした気持ち。
自分の声を評価してくれた人たちへの感謝。
そうした原点を、忘れているのではないか。
もう一度、そこへ戻ってみてはどうか。
その言葉を聞いて、ハッとしました。
いつの間にか「足りないもの」ばかり見ていた
発信を続けていると、どうしても数字が気になります。
再生回数。
フォロワー数。
購読者数。
記事への反応。
そして、収益。
「もっと増やしたい」
「まだ足りない」
「このままでいいのだろうか」
そんな気持ちが強くなると、最初に感じていたワクワクが見えなくなります。
私も、自分のコンテンツを作りたい、収益化したいと考えるあまり、足りないものばかり探していました。
どうすれば売れるのか。
どんな導線を作ればいいのか。
次は何を学べばいいのか。
もちろん、方法を学ぶことは必要です。
収益化を目指すことも悪いことではありません。
しかし、Whyを忘れたままHowばかりを探していると、少しずつ自分の軸が分からなくなります。
私がなぜ発信を始めたのか。
なぜ自分の経験を伝えたいと思ったのか。
なぜ人生後半世代を応援したいのか。
そこへ戻らないまま方法だけを増やしても、心が置いていかれてしまいます。
私の音声発信の原点
私は、がんの手術で下あごの右半分と、舌の右側の一部を切除しました。
右下の唇を動かす筋肉もなくなり、今でも発音しづらい文字の組み合わせがあります。
そんな私が、初めてグループの皆さんに誘導瞑想を実践しました。
そのとき、
「とても癒されました」
「深く入れました」
「魂の声が聞こえました」
という言葉をいただきました。
自分の声にコンプレックスを持っていた私にとって、忘れられない言葉でした。
「この声でも、誰かに何かを届けられるかもしれない」
そう思った私は、翌日からstand.fmを始めました。
あのとき、再生回数のことなど考えていませんでした。
フォロワーを何人にしようとも考えていませんでした。
収益化の方法も知りませんでした。
ただ、自分の声を認めてもらえたことがうれしかった。
自分にもできるかもしれないと思えた。
そして、新しいことを始めるのがワクワクした。
それが、私の原点でした。
再起動は、すべてをやり直すことではない
「人生を再起動する」と聞くと、仕事を辞めたり、新しい場所へ移ったり、大きな決断をしたりすることを想像するかもしれません。
しかし、再起動は、今までのすべてを捨てることではありません。
一度立ち止まり、本当に大切だったものを思い出す。
自分がなぜ始めたのかを確認する。
応援してくれた人の言葉を思い出す。
それだけでも、止まりかけていた心は少しずつ動き始めます。
パソコンも、動きが重くなったときに再起動すると、本来の動きを取り戻すことがあります。
新しい機能を追加したわけではありません。
不要なものをいったん手放し、元の状態へ戻しただけです。
人間も同じなのかもしれません。
迷ったときに必要なのは、新しいノウハウではなく、最初の気持ちを思い出すことかもしれません。
月曜日に始める、小さな一歩
人生後半になると、大きな一歩を踏み出すことが怖くなることがあります。
失敗したらどうしよう。
今さら始めても遅いのではないか。
もっと準備してからの方がいいのではないか。
しかし、今週のすべてを今日決める必要はありません。
月曜日に必要なのは、たった一つの小さな一歩です。
今日は、次の三つを自分に聞いてみてください。
私は、なぜこれを始めたのだろう
始めた頃、何にワクワクしていただろう
応援してくれた人へ、感謝を伝えているだろうか
答えがすぐに出なくても構いません。
最初の記事を読み返す。
最初の放送を聞き返す。
昔いただいたコメントを見直す。
応援してくれた人に「ありがとう」と伝える。
今日できることは、それくらい小さくてもいいのです。
足りないものより、すでに受け取っているものを見る
私には、まだ完成していないことがたくさんあります。
収益化も、思うように進んでいるわけではありません。
試行錯誤の途中です。
それでも、これまで発信を続ける中で、たくさんの言葉をいただきました。
記事を読んでくれた人。
音声を聞いてくれた人。
コメントをくれた人。
リスタックしてくれた人。
私の挑戦を見守ってくれている人。
足りないものばかりを数えていると、すでに受け取っているものが見えなくなります。
「感謝が足りない」という言葉は、誰かに感謝しなさいと責める言葉ではなかったのだと思います。
すでに自分の周りにあるものを、もう一度見てみなさい。
そのことに気づかせてくれる言葉だったのではないでしょうか。
今週は、原点からもう一度始める
人生後半の再起動に、派手なスタートは必要ありません。
止まってもいい。
迷ってもいい。
遠回りしてもいい。
大切なのは、もう一度戻れる場所を持っていることです。
私にとって、その場所は、初めて誘導瞑想をした日のワクワクと、皆さんからいただいた言葉でした。
初心に戻ることは、後退ではありません。
自分が進みたい方向を、もう一度確かめるための時間です。
今週、私は新しいことを増やす前に、これまで応援してくれた人への感謝を思い出すところから始めます。
そして、あの頃のワクワクを胸に、もう一度、小さな一歩を踏み出します。
人生後半は、何度でも再起動できます。
今日という月曜日を、あなたの新しい一歩にしてみませんか。
――へろっさん
人生後半世代のワクワク挑戦ナビゲーター
毎週月曜日は、「人生後半の再起動」をテーマに、一週間を始める勇気と小さな一歩について書いています。
大きく変わらなくても大丈夫です。止まったら、原点へ戻って、また一歩進めばいい。
よろしければ無料登録して、来週の月曜日も一緒に人生を再起動していきましょう。


