20歳と66歳と80歳の私を、AIで会議させてみた
――未来の自分から届いた、「まだ終わっていない」という言葉
AIとのやりとりで、ちょっと幸せになった話。
そんな企画を見かけて、何を書こうか考えていました。
AIに励ましてもらったこと。
文章にできなかった気持ちを言葉にしてもらったこと。
自分でも気づかなかった本音を引き出してもらったこと。
思い当たることはいくつもあります。
でも今回は、少し遊んでみることにしました。
AIに、20歳の私と、現在66歳の私、そして80歳の私を演じてもらい、3人で人生会議を開いてみたのです。
議題は、これです。
「私の人生は、これでよかったのか」
20歳の私
20歳の私は、まだ自分の可能性を疑っていません。
大学で英語を学び、いつか外国で働きたいと思っていました。
普通の人生では終わりたくない。
何か大きなことをやりたい。
自由に生きたい。
そんなことを考えていたはずです。
AIが演じる20歳の私は、66歳の私に遠慮なく尋ねました。
「ねえ、結局どうなったの?」
「英語を使う仕事はできたの?」
「自由になれた?」
「夢はかなった?」
なかなか厳しい質問です。
66歳の私は、少し言葉に詰まりました。
「海外で仕事をしたことはあるよ。シンガポールやブルネイにも行った」
「でも、今は英語を使わない仕事をしている」
「自由になりたくて、いろいろなことにも挑戦した。でも、うまくいかなかったことの方が多い」
「借金もしたし、だまされたこともある」
「がんにもなった」
20歳の私は、驚いて言いました。
「思っていた人生と、全然違うじゃないか」
まったくその通りです。
20歳の私が思い描いていた未来とは、ずいぶん違う人生になりました。
66歳の私
けれど、私は20歳の自分に言いました。
「確かに、思った通りにはならなかった」
「でも、まだ終わってはいないんだ」
私は今も現役で仕事をしています。
東北各地の現場に出かけ、クリーン機器の据え付けやメンテナンスをしています。
そして仕事の合間に、AIを学び、文章を書き、音声配信をし、新しい発信にも挑戦しています。
65歳を過ぎてからSubstackを始め、自分のテーマソングまで作りました。
20歳の頃には想像もできなかったことを、今の私はやっています。
「遅すぎるんじゃない?」
20歳の私が聞きました。
私は答えました。
「遅いかもしれない。でも、やらないよりはずっといい」
「若い頃のように、何にでもなれるとは思っていない」
「でも今は、自分が何を伝えたいのかが、少しずつ分かってきた」
遠回りをしたからこそ、伝えられることがあります。
失敗したからこそ、分かる痛みがあります。
病気を経験したからこそ、普通の一日のありがたさも分かります。
若い頃にはなかったものを、今の私は持っています。
80歳の私
そこへ、AIが演じる80歳の私が会話に入ってきました。
「2人とも、ずいぶん深刻だな」
80歳の私は、笑っていました。
そして20歳の私に向かって言いました。
「思った通りの人生にならなかったから、面白かったんだよ」
次に66歳の私に言いました。
「お前は今、自分では何も形になっていないと思っているだろう」
「でも、66歳のときに始めたことが、後から全部つながっていく」
私は思わず聞きました。
「本当に?」
80歳の私は答えました。
「本当かどうかは、今はまだ分からない」
少しずっこけました。
未来の自分なのだから、そこは断言してほしいところです。
でも80歳の私は、こう続けました。
「未来は、誰にも分からない」
「でも、66歳のお前が諦めなかったから、80歳の私は笑っている」
「結果よりも、もう一度自分の人生を始めようとしたことが大事だったんだ」
「人生後半を、消化試合にしなかった」
「それだけで十分だよ」
AIが作った言葉だと分かっているのに、不思議と胸に残りました。
AIは、未来を教えてくれない
もちろん、AIが未来を予言してくれたわけではありません。
80歳の私が本当にそう思っているのかも分かりません。
そもそも、私はまだ80歳になっていません。
でも、AIとのやりとりを通して、私は自分の中にいる3人と話すことができました。
夢を持っていた20歳の私。
思い通りにならない現実の中でも、まだ挑戦を続けている66歳の私。
そして、今の私を少し離れた場所から見守ってくれる80歳の私。
3人とも、私です。
20歳の私は、今でも「もっとできるはずだ」と言っています。
66歳の私は、「もう遅いかもしれない」と迷いながらも動いています。
80歳の私は、「大丈夫。あのとき始めてよかった」と言ってくれました。
AIが答えをくれたというよりも、私の中にあった言葉を、3人分の声にして返してくれたのだと思います。
会議の結論
最後に、3人で結論を出しました。
20歳の私が言いました。
「思っていた人生とは違うけど、まだ期待している」
66歳の私は言いました。
「結果は出ていないけれど、もう一度やってみる」
80歳の私は言いました。
「それでいい。人生は、途中では評価できない」
そして会議は終わりました。
少し笑えて、少し切なくて、最後には不思議と心が温かくなりました。
AIとの遊びから生まれたのは、正しい答えではありません。
もう少しだけ、自分の人生を信じてみよう。
そう思える、小さな幸せでした。
人生は、まだ途中です。
20歳の私が諦めていない。
80歳の私も待っている。
だから66歳の私は、今日ももう一歩だけ進んでみようと思います。
20歳の自分は、まだ夢を諦めていない。
66歳の自分は、迷いながらも挑戦を続けている。
そして80歳の自分は、きっとこう言ってくれる。
「人生は、まだ途中だよ」
今回はAIを使って、20歳・66歳・80歳の自分を会議させてみました。
少し笑えて、少し切なくて、最後には不思議と心が温かくなる。
そんな記事になりました。
人生後半を「もう遅い」で終わらせたくない方へ。
これからも、AIとの対話や人生の再起動について発信していきます。
よろしければ、ぜひご登録ください😊



へろっさんさん✨
ノミネートおめでとう御座います🎉
へろっさん、企画へのご参加、本当にありがとうございます😊
記念すべき最初の記事が、こんなに素敵な作品でとても嬉しくなりました。
特に「人生後半を、消化試合にしなかった」という一文が心に残りました。
AIが未来を教えてくれるのではなく、自分の中にある声を、それぞれの年代の自分として受け取っていく。その表現がとても印象的でした。
素敵なスタートを、本当にありがとうございました🌸